過去ログ - 江ノ島「オマエラに最高の絶望を……」春香「ん?なんだろうこれ……」
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◆jPpg5.obl6
2014/01/05(日) 22:45:30.35 ID:e/1Inc9j0
大きな音が当たりに響いた。
音は音でも、あの機械の轟音ではない。それはそれでうるさい音だが、激しいエンジン音が聞こえたのだ。
巨大な魔獣の目の前にバイクで走りこんできた彼らは、大きな声で叫ぶ。
「おらああああああ!!!」
「紋土! いっくよー!!」
「任せとけ!!」
思いっきり大和田が、乗っていたバイクの前輪を上げてから降ろす。反動で後輪が上がったその瞬間、タンデムシートに座っていた真が勢いよく飛び出し、黒色の光を放ちながら、ぐんぐんと高度を上げる。
巨体よりも上に上がったところで、そいつめがけて右足を前に突き出し、左足をたたんだ姿勢で勢いよく急降下する。
その攻撃は機体をへこませ、そのまま後方へ転倒させた。
「今のうちに!!」
真の言葉に流され、石丸は不二咲を抱える。
もう一度真は黒い光を体から放ち、その状態で拳の一撃を魔獣にくらわした。
その拳は機体を貫くには十分な威力だった。一度壊された機械がまた動き出すことはなく、6人がそろった状態で、この巨大機械の魔獣に勝利したのである。
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