過去ログ - 穂乃果「私達のラブライブは!」海未「まだまだ続きます!」ことり「その四だよ!」
1- 20
546: ◆rX.c0AA6LikW
2014/01/04(土) 16:42:27.53 ID:GcSkqyxSO
ピンポーン!


宅配業者「宅配便でーす」

海未「なっ……!?」

(不味い、こんな場面を他人に見せる訳にはいかない!)

海未「すいません!少し待っていてください!」

ホノカ「あっ……」


スルリ……と名残惜しそうに私の裾を落としたホノカを尻目に、私は急いで玄関へと向かった。



海未「すいません、遅れました」

宅配業者「いえいえ、ここに判子をお願いします」


彼女が何者なのか、私にはわからない。
私は一体、彼女をどうするべきなのだろう。

そんなことを考えていたら、いつのまにか宅配業者は帰っていた。

殆ど無意識に私は受け取りをしていたようだ。

海未「私は……」

底知れぬ不安に頭を悩ませながら、私は思い足を引っ張り、階段を上がった。

…………………………


ホノカ「……わからないんだろうな……」


ホノカ「泣きたくても涙が出ない、私の気持ち……っ……」

噎せるような苦しさは、胸を掴んでも消えなかった。
これも所詮、人の真似事。

私は、ただの偽物。
穂乃果の模造品でしかない。

なら、私はきっと……海未ちゃ

ガチャッ―


ホノカ「おかえり、海未ちゃん」

海未「すいません、お待たせしてしまい」


私は、途切れた思考を振り払い、海未ちゃんを見上げた。

ホノカ「ううん、大丈夫」

海未「そうですか……ならいいのですが」


私は、コードに繋がれていなければ命も保てない機械。

ならば私は


ホノカ「気にしないで?ホノカは海未ちゃんのホノカなんだから」



何故、人間ではないのだろうか。


『海未「風吹く群青の中で・夏」』〜プロローグ編〜


END


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/303.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice