24:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/03(金) 00:47:57.15 ID:gfz+/X/Wo
子供「お母さん、わたし今日テストで百点取ったんだよ!」
私は顔を上げて、その紙を受け取り、子供をひざの上に乗せぎゅっと抱きしめた。
子供「お母さん、くすぐったいよ〜」
この子供は本当の両親を知らない。
この子の母はある一件から精神を病み、この子の父親‐アタシのプロデューサーを自宅に監禁し、強姦し、その想いを拒絶されたため彼を世界から捨てた。
しかし彼女はそのとき彼の子供を身ごもり、病院の中で出産してすぐ自分の役目を終えたかのごとくこの世を去った。
その子供をアタシが引き取るといったときアタシの妹はもちろんのこと仕事仲間の間からも心配の声が上がったが、子供には罪は無いの一点張りで皆を納得させた。
それからアタシはアイドルをやめて彼女の育児に困っているアタシを今でも皆は助けてくれる。
アタシがその理由を聞くと皆「この子に罪はないといったのはあなたじゃない」と笑顔で話す。
しかし、アタシには皆の気持ちがあたたかく、そして辛かった。
子供「お母さん、悲しいの?よしよししてあげる」
アタシは子供の言葉を聴いてはじめて自分が泣いていることに気づいた。
「うん、ごめんね。ちょっとママ昔のことを思い出しててね?」
子供「ママ、悲しくなったら私に言ってね?よしよししてあげる!」
「うん、ありがとう。さぁもうお休みしようね〜」
子供「うん、おやすみなさい!」
アタシは子供と過ごすときだけはどんな苦しみからも解放される・・・
願わくばこのわずかな幸せが永遠に続きますように・・・
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