16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/03(金) 22:41:24.41 ID:rYQ9M0XNO
御坂「うん、思い切って大移動ってのもいいことね。あそこなんて良さそうじゃない」
御坂「……」
フラフラになりながらも御坂に迷惑をかけないために出て行った少女。
先ほどからチラチラと脳裏に浮かんで止まない。
そこで御坂は気づいた。
視界の端にとある研究所が映っているのに。
御坂「思えば人の脳内マップを勝手に使ってコソコソと変なことされるっていうのもムカつくことよねぇ」
御坂「暇潰し程度にちょーっとヤッとこっか」
直後、一つのビルが跡形もなく崩れ去った。
御坂「おっと、中にいる研究員まで潰したら意味ないわね」
御坂は電磁波で瓦礫を持ち上げて中に入る。
中は御坂の予想とは違い、たった一人の研究員しかいなかった。
芳川「あら、オリジナル?」
御坂「あらあら、レベル6への進化っていうご大層な計画はたった一人でやるものなのかしら?」
芳川「どうやら計画について知ってしまったようね。でも生憎と計画はもう頓挫しているのよ。だからみんな即座に出て行ったってわけ」
御坂「それならあのチビガキに聞いたわ。ならアンタは何してるってわけ?」
芳川「チビガキ? ちょっと待って。その子、自分のことをなんて名乗っていた?」
御坂「んー? 打ち止めだったかしら」
芳川「打ち止め? これはチャンスね。ねぇ、ちょっと信じられないかもしれないけれど、これから話すことを聞いてくれるかしら。とても大事なことよ」
御坂「はぁ、アンタ何様? アンタは私に泣いて謝る立場でしょう? それがなによ、話を聞けって。随分と頭が高いのね」
芳川「確かにあの計画は私もイカれていたとは思ったわ。それを止めることなくただただ推し進めていた私もイカれている。もうその点については返す言葉もないわ。そして許しを請うつもりもない」
芳川「だけどね、これから話すことは貴方にも関係することよ。いいや、この世界にいるすべての人に関係する」
御坂「……まあいいわ、取り敢えず最後の足掻きとして話してみれば?」
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