4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/03(金) 22:18:34.26 ID:GtsE4l1U0
ピクッ、と御坂の表情が若干変わる。
突如として電磁バリアが人影を捉えたからだ。
まるで、空間を割いて現れたかのような反応は、御坂に容易にその人物を連想させた。
だが、御坂は涼しい顔で人差し指を使い床を軽く叩いた。
白井「お姉様! やっと見つけましたわよ!」
御坂「あっそー。じゃっ、またね〜」
ちょうど三回床を叩いたところで、御坂は見向きもしないまま電撃を放った。
白井「いい加減同じ手はくらいませんの」
白井は即座に転移する。
御坂「あら? ついにアンタもこのスピードについてこれるようになったかぁ」
白井「私も、成長というものを知っていますの。お姉様の横に立ちたいと願ったあの日から、ずっと!」
御坂「そっかそっか、ついにアンタもインターバル3秒をクリアかぁ。……そうね、じゃあ次は何秒がいいかしら?」
白井「…………お姉様。もう、学校に戻ってほしいとは言いませんの。もう、寮に帰ってくれとは強要しませんの」
白井「ただ、話を聞かせては貰えないでしょうか? お姉様が、能力開発に興味を無くしていったそのわけを」
御坂「そうねぇ、確か5秒をクリアしたのは1ヶ月前だったかしら? その時は退学届に判を押したのをあげたんだっけ」
白井「……あんなの、届けてるわけがございませんの」
御坂「あっ、そうなの? 酷いわねぇ。先輩からの最後の頼みぐらい聞きなさいよ」
白井「お姉様! ですから……」
御坂「まぁ、いいわ。3秒クリアのご褒美として、退学届の理由欄ぐらい埋めてあげるわよ」
御坂「理由、理由ねぇ。強いて言うなら能力の限界を知ったから、かしら」
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