7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/03(金) 22:23:22.17 ID:rYQ9M0XNO
御坂は歩いていた。
一度白井に見つかった以上、あの廃墟はもう使えない。
今回はなんとなく遠くまで行ってみよー、などと思っている御坂だったが、突然の後ろからの声に気づき、意識をそちらへ向ける。
??「あっ、やっぱりお姉さまだ、ってミサカはミサカはよろこびを隠し切れずに叫んでみる!」
御坂「…………」スタスタ
??「あぁ、待ってよー、ってミサカはミサカはあわてて追い掛けてみる」
御坂(ミサカ、ね……)
御坂(あれ? ミサカって何だったかしら?)
御坂(そうそう、私の名字じゃない)
当然、無視はしているが、御坂は電磁バリア越しに後ろでアホ毛の生えた幼女が自分を追いかけていることに気づいていた。
どうやら御坂のことを呼んでいるらしいが、生憎と自分のことを「おねえさま」と呼ぶ人はあの風紀委員以外知らない。
というか、幼女に知り合いなんていない。
まぁ、顔でも見ればどこかで挨拶を交わしたことぐらい思い出せるかもしれないが、残念なことに御坂の電磁バリアは顔の細かい部分までは読み取れない。
しかし、これ以上叫びながら追いかけてられては目立ってしまう。
ただでさえレベル5である御坂はこれ以上目立ちたくなかったので、とりあえず立ち止まってやることにした。
??「おー、やっと立ち止まってくれたよー、ってミサカはミサカは誇らしげにお姉さまの前で胸を張ってみる!」
御坂「…………誰よアンタ」
顔を見てもやっぱり知らない人だった。
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