過去ログ - サクラ「誰かを選ぶなんて……!」
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10:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/01/04(土) 13:27:37.85 ID:FI/1yvWg0
カカシ先生を治療したのも、さっきの轟音も火影様によるものだったらしい。治療後、駆けつけた火影様と自来也様と大蛇丸で戦闘になり、怪力が地を震わせたのだそうだ。駆けつけたのが火影様じゃなかったら、カカシ先生はおろかサスケ君やナルト達まであの札の力で死んでいただろうと、自来也様が言った。最初から変態男は、誰一人生かしておく気はなかったのだ。背筋がすっと冷たくなった。
「カカシが走らせたパックンがかすかに大蛇丸のニオイを感じ取っていてね、万が一に備えて私が来たらドンピシャだったのさ」
「でも……どうしてサスケ君じゃなくて私でも良かったのでしょうか」
「それはついでだったからだね。大蛇丸は、お前をさらった男に巻物を頼んでいただけらしいぞ。大蛇丸本人が不愉快そうに言ってたから確かだろう。きっと、その帰りに実験体の補充もしようとしたんだろうな」
「ついでじゃなかったらサスケを連れてった筈だのぉ。サスケの顔すら認識してない下っぱの仕業だ。余計なごますりのおかげで、足がついたなんてお笑いだがな」
聞いてしまうと拍子抜けだけど、それでもみんなが無事なのが奇跡みたいに思える。連れていかれたのが私じゃなくサスケ君だったら……考えるのはやめておくことにした。そんな私の横で、カカシ先生が問いかけた。
「戦闘は終わったようですが、大蛇丸はお二人が倒されたのですか?」
「いや、逃げられたよ。腕も使えないくせに、逃げ足だけは速くてね。カブトとかいうクソガキと一緒に逃げちまった」
「そうですか……。しかし、お二人のおかげでサクラを助け出すことができました。本当にありがとうございます」
「火影としても、有能な人材を見捨てる訳にはいかないからね。さて、サクラ」
「は、はい?」
完全に無防備だった私は思わず身構えた。何を言われるのだろう。もしかして怒られるのだろうか。
「お前は頭脳明晰だと聞いている。根性も申し分無い。どうだ、私の弟子になってみないか?」
本当に目が点になるほど驚いて、最初は何を言われたのかさえわからなかった。でも、私の答えは決まっている。大事な一言を大事に告げた。
「……はい!お願いします!」
「そうか、これから宜しくな。みっちり修行をつけてやる」
「はい!」
今回の事件のおかげで、私は忍者として何がしたいのか、はっきりと認識することができた。こんな形じゃなくて、ちゃんと仲間を助けられる力が欲しいと、今は心の底から思う。だから私は、いつかあの問題に答えられるようにこれからも忍者を続けていくだろう。仲間を人質にとられ選択を迫られたら、私は迷わず言い放てるぐらい強くなる。
「全員守る」と言ってやるんだと、心に決めた。
ー終わりー
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