810: ◆Z7irFsrt3U[saga]
2014/01/23(木) 20:27:18.83 ID:rhiSynOyo
日向「あ、そうだ左右田」
俺は道すがら、ベルベットルームで出会ったセレスと名乗る女の依頼のことを思い出した。
左右田「なんだよ。言っとくけどそのギャグ、小学校の時に百回は言われてっからな」
日向「ギャグじゃないって!……『メカ苗木』っていうのが欲しいんだけど、お前作れないか?」
左右田「なんだそりゃ? なんでそんなもの欲しいんだ?」
日向「えーと……」
あの不思議な青い空間のことを、どうやってこいつに説明したらいいんだろうか……。
左右田「ま、なんだっていいけどよ。でも俺、お前に機械いじりが得意って言ったっけ? いや、まあ確かに得意なんだけどよォ」
そう言われてハッと気がつく。確かになぜ自分は、メカ苗木なるものの制作を左右田に頼んだのだろう? なぜかはわからないが、左右田なら作れる、という確信が自分の中にはあった。
左右田「でも、流石の俺でも苗木ってのがなんなのかがわからねえとなあ。作って欲しいんだったら、その苗木ってのの情報を集めてきてくれ。そしたらいつでも腕を振るってやるからよォ」
日向「でもお前、材料とか……」
左右田「それがよ……ほら!」
そういって左右田はポケットからネジやらなんやらガラクタを掌いっぱいに掴み出した。
左右田「化け物が暴れた後に残ってたのを拾ってきたんだ。こんだけあったらロボットの一体や二体すぐだぜ!」
日向(いや……いくらガラクタがあっても普通ロボットは作れないぞ……)
左右田との絆が深まるのを感じる……【魔術師】コミュランクが3に上がった!
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