過去ログ - 日向「ペルソナ?」
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947: ◆Z7irFsrt3U[saga]
2014/01/24(金) 21:33:05.92 ID:3tnnWBCjo

狛枝「〜〜♪〜〜♪」

 俺がソニアを連れて校門前に行くと、そこにはいつものように狛枝が寝転んでいた。違うのは、奴が音楽を聞きながら鼻歌を口ずさんでいたことだ。

ソニア「あれが先ほど話していた狛枝さんですか?」

日向「ああ。ソニアはここで待っててくれないか。ちょっと話をしてくるから」

 そう言い残して一人狛枝の元に向かう。

日向「おい、狛枝! 何やってんだ、お前?」

 俺が声をかけると、狛枝は不機嫌そうな顔で身を起こした。

狛枝「見てわからないかな、日向くん。音楽を聞いてるんだよ。人がイヤホンをしているときにわざわざ声をかけるなんて、日向くんも常識がないね。ボクとしては人を拒絶するつもりでつけてたんだけど」

 けれどその表情は、後ろに立っているソニアを見つけると興味深そうなそれに変わった。俺とソニアの間を視線が何度も行き来する。

狛枝「へえ……お仲間が変わったんだ。それに日向くん自身も。少しはボクの往く道に近くなったのかな?」

日向「さあ、な。ところでそれ、なんだよ。今どきカセットテープか?」

 狛枝のつけているイヤホンの先につながっているのは、最近流行りのMP3プレイヤーなどではなく、ポケットに収めるのがやっとの大きなウォークマンだった。

狛枝「違うよ。これはS-DATさ。CDなんかより、音の劣化が少ない。良いものだよ。最近ではハイレゾ音源、なんてものもあるみたいだけどね」

日向「ふーん」

 正直音楽機器のことはあまり詳しくないのでわからなかったが、適当に相槌を打つ。

狛枝「日向くんは、デジタル派? それともアナログ派?」

日向「それって音楽の話か?」

狛枝「なんでもいいよ。別にゲームのコントローラーでもテレビの電波でも。単なる雑談なんだから」

 しかし、そう言う狛枝の目にはただの雑談とは思えないほどの真剣な光が宿っていた。

日向「俺は……」

>> 1アナログ派
  2デジタル派
  3どちらでもない

2個下




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