過去ログ - やよい「あなたに贈る歌と、わたしの笑顔」
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6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/05(日) 02:02:36.73 ID:NS+zpKax0

「この曲の歌詞って……わたしの家族のこと、ですか?」

「ああ、そうだよ。……気づかなかったか?」

以下略



7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/05(日) 02:03:14.73 ID:NS+zpKax0

 『わたしの家族』ってテーマで書いた作文。
 クラスで一番よく書けてる、って先生に褒められたんです。えへへ。

「俺、ちょうどその時にやよいが無理してんのかな、って思ってたんだ」
以下略



8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/05(日) 02:03:44.75 ID:NS+zpKax0

 お父さんは全然帰ってこなくて、お母さんも風邪気味で。
 みんなの食事とか掃除とか、わたしがずっと作ってたっけ。

「しかもライブが終わってみんなの仕事が増え始めたときでさ」
以下略



9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/05(日) 02:04:34.94 ID:NS+zpKax0

「そんで、やよいを休ませようと思った時に読んだ作文に家族のことがいっぱい書いてあって」

 プロデューサーはハンドルを指で叩いてリズムをとっています。

以下略



10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/05(日) 02:05:17.11 ID:NS+zpKax0

「ありがとうございます、プロデューサー」

「おう。この歌も家族も、大切にしろよ」

以下略



11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/05(日) 02:05:53.63 ID:NS+zpKax0

「いいこと、ですか?」

 わたしが運転席の方を向くと、プロデューサーは左手でスーツに手を入れました。
 胸ポケットから取り出したのは、
以下略



12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/05(日) 02:06:20.62 ID:NS+zpKax0

 もらったキャンディの包み紙にはオレンジ、とアルファベットで書いてあります。
 口に含んでみると、口中にオレンジの味が広がりました。

「これ、伊織が教えてくれたメーカーのなんだよ。うまいだろ」
以下略



13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/05(日) 02:07:07.51 ID:NS+zpKax0

「フライパンが床に落ちたのは、いつものフライパンが無くなって他の料理番組から大人用のを借りたからだよ」

「……そういえば」

以下略



14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/05(日) 02:07:50.69 ID:NS+zpKax0

 プロデューサーは、だから気にすんな、ともう一回頭をなでてくれました。

「やよいはやっぱり、笑ってる時が一番綺麗だな」

以下略



15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/05(日) 02:08:27.70 ID:NS+zpKax0

 車のフロントガラスを打ち付けていた雨粒が少しずつ少なくなっていって、
 わたしは雨が上がり始めたことに気づきました。

「そうだ。お土産に何か買って行ったらどうかな」
以下略



16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/05(日) 02:09:18.43 ID:NS+zpKax0

「いいよ、俺が払う。いつも頑張ってくれるやよいと家族のみんなへのプレゼントってことで」

「ありがとうございます、プロデューサー」

以下略



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