2:箪笥にGon
2014/01/05(日) 02:29:09.99 ID:bzTsf4Z60
彼女の告白はあまりにも現実離れしていてとても理解に苦しむものだった。
男「お、おい。どうしたんだよ。いきなりそんな冗談を言うようなガラじゃないだろ」
幼馴染「冗談なんかじゃない。私は...このままだと、あなたを殺してしまう」
男「...は?なんでそういうことになるんだ?」
幼馴染「...。」
幼馴染は、もうかれこれ16年の付き合いになるが、過去の中で一度たりとも嘘や冗談を口にするような奴ではなかった。
特に、「生死」に関する冗談は拒絶していて俺がふざけて言ったことにたいしても過敏に反応していた。
そんなあいつが[ピーーー]という言葉を使うのは明らかにおかしいのだ。
男「幼馴染、どうしちまったんだよ。お前はこんな冗談をつくやつなんかじゃないはずだ」
幼馴染「....い」
男「い?」
幼馴染「冗談なんかじゃないんだよ!」
ありったけの声を絞り出したような悲鳴にも似た叫びが教室にこだました。
幼馴染「私は、男君を殺したくなんかない。だから私を殺して欲しいの」
男「だから、なんでそうなるんだ?今お前の言ってることはとても支離滅裂で理解に苦しむ。だからちゃんと説明してくれないか?」
そういうと幼馴染は悲しげに俺の方を向き、"青い"瞳を、俺に向けた。
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