過去ログ - マミ「チーズがとっても大好きな、大切な私のお友だち」
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112: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/02/11(火) 12:55:54.64 ID:kUxqWQ5uo
〜☆


『マミ』


ベベの声が聞こえた。

前に垂れていた私の首が反射的に持ち上がる。
それまで閉じていた目を開き、周囲をさっと見回す。

数歩先にベベの背中、ただそれだけが目に留まった。

辺りの様子からして現在の時刻は夜。
ベベと我が家で二人きりの状況。

室内に点された明かりはなく、外から少量の光が流れ込むばかり。
窓からは街並みの輝き、月とそれを飾る星空が遠く見通せた。

ベベの方へ足先を向けながら、体育座りでこっくりこっくり舟を漕ぎ、
私はいつしかうたた寝どころか深く眠り込んでしまっていた。

どこを見るでもなく何度かまばたきしていると、少しずつ意識がはっきりしてくる。

ベベを気遣って、体調がいつ急変するかと怯えながら、まんじりとせず過ごしたここ数日。
その疲れは、私の肉体と精神が耐えられる限界をとっくに超えていた。


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