過去ログ - マミ「チーズがとっても大好きな、大切な私のお友だち」
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113: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/02/11(火) 12:59:52.89 ID:kUxqWQ5uo
どんなに治癒魔法を継続してかけても、それは根本療法にはなり得なくて、
その場しのぎの対症療法でしかなかった。

例えるなら、亀裂の深く走った器に液体を注ぎ続けているようなもの。
しかもその亀裂は時間が経てば経つほどに酷くなっていく。

だけど諦めるわけにはいかない。
大切な人を繋ぎ止められないのはもうたくさん。
私がべべを守るって、そう決めたんだから。


「………………」


物音一つない室内。

名前を呼んで私を眠りから目覚めさせた後、
こちらに背を向けたままべべは何も喋ろうとしない。
ベベの後姿をじっと見つめる私。時間ばかりがゆっくりと過ぎていく。

寝起きなのと疲れているのが合わさって、
フワフワ雲の上に浮かんでいるような心持ちがした。

自分だけではなく、目の前にいるべべも実体がないように思えて奇妙だった。

まるで、何か夢を見ているような…………。


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