過去ログ - マミ「チーズがとっても大好きな、大切な私のお友だち」
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114: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/02/11(火) 13:03:31.25 ID:kUxqWQ5uo


『コレイジョウ、マミ、ムリ』


突然、立ち込めた静寂を断ち切るように、ベベのハキハキとした声が部屋に響いた。


ベベが私の方に向き直る。
無理?何が無理なんだろう?
理解が追い付かなくて、相変わらず無意味な視線を私はべべに投げかけていた。

再度訪れる無音。

しかし今度はそれほど時間を取らずに、躊躇いがちではありながらベベが喋りだす。


『オワカレ、キメタ。コレイジョウ、マミ、ツライ、イヤ』


――お別れ、決めた。


その言葉の響きに、心臓を凍った手で鷲掴みされたような、
とても嫌な感覚がゾワゾワッと爪先から脳髄までを駆け巡った。
堪えようもなく寒気立つ自らの身体を、私は力強く抱きしめる。

久々にべべがこんなにしっかり喋ってるのを聞いた。
意識がはっきりしてる証拠だ。
だからこそ、お別れという言葉が、真剣に口にされたものだってことがわかる。


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