過去ログ - マミ「チーズがとっても大好きな、大切な私のお友だち」
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121: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/02/11(火) 13:18:59.61 ID:kUxqWQ5uo
ベベは私が作った。

効率的な魔力供給を毎日あれこれ細かく試行錯誤していく内に、
その認識は私の中で半信半疑から確信に変わっていた。

例えばマスケット銃を構成する時などに見られる私の魔力伝達の癖。
今ならわかる。確かに、ベベの身体は私が作ったものだ。

しかしだからこそ、ベベと私が一緒に過ごしてこられたのは、
本物の奇跡のたまものだと胸を張って言える。
私にとってはそれが真実。それ以上でもそれ以下でもない。

ベベがいなかったら、きっと私はもっと疑り深く、
日に日に自分の殻の中へ閉じ籠っていったと思う。

それを変えてくれたのはべべだった。

私がベベのためにしてあげられたこと、何かあったのかな?
何かといっても、ありふれた何かなんかじゃない。

こんなに大切なモノをたくさんもらったのに、格別な何かを一つも返せないなんて悲しすぎる。

他の誰でもない、私だから与えられたような何かを、べべに…………。


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