過去ログ - マミ「チーズがとっても大好きな、大切な私のお友だち」
1- 20
122: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/02/11(火) 13:24:04.82 ID:kUxqWQ5uo


『イマ、タノシイ、ジカンノ、ツヅキ。タノシイ、ジカン。イツマデモ、ツヅカナイ』


いつも以上に、明瞭にベベの言葉が私に届く。
齟齬のないよう、私に伝えようとするベベの必死さを感じる。
言葉を選んでるんだ。これで最後だから。

そう思うといきなり耐えられなくなって、涙が私の服とベベ、それに床を濡らした。
目を閉じて、こぼれる量を減らそうと懸命に努力する。
だけど涙は微塵も止まろうとせず、それどころか私の言葉にまでジワジワと混ざっていった。


「待って……。私まだ、何もあなたにしてあげられてない……。
 まだ、何も……、やりたいこと、まだ……」

『マミ、ワラッテ。マタ、アエル。ダカラ、ワラッテ』


笑ってという言葉と共に、ベベが肩を飛び下りたのを感じた。
右の二の腕を、べべの両手で挟み込まれる感触がその後に続く。

視界を滲ませる涙を、私は服の左袖で精一杯拭き取って、ベベの方を見た。

するとべべは、私の方にニコリと笑いかけていた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
155Res/103.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice