過去ログ - マミ「チーズがとっても大好きな、大切な私のお友だち」
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4: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/01/05(日) 12:45:35.80 ID:Rosb0CWbo
しげしげ眺めてみても、やはりこんなものを買ったりもらったなんて記憶は浮かんでこない。
目新しい情報も特にない。

もし何かしらの変化を無理にでも探すとすれば、
眺めれば眺めるほど、可愛いという印象がより確かなものになっていくことくらいだ。

――ほっぺたとか、どんな手触りなんだろう?

ふと、そんなことを思った。
持ち上げていたぬいぐるみを一度、先ほどまで座っていた元の位置にそっと戻して、両頬を軽く引っ張ってみる。

するといきなり、ぬいぐるみが小刻みに体を震わせ始めた。プルプルプルプル……。
驚いて、目を見開く私。一瞬、そういう機能がついたぬいぐるみなのかと思った。

しかし、二本足でよたよた歩いて私から離れていこうとするぬいぐるみを見て、
そんな当たり前の発想はあっけなく撤回を余儀なくされた。

何度も振り返りながらこちらの様子を確認しつつゆっくり歩くぬいぐるみ。
表情にこそ変化はないものの、その動きはあまりにも人間じみていた。

そのまま黙ってどうなるか見守っていると、私の方ばかり確認していたせいで生じた前方への不注意がたたって、
ぬいぐるみがベッドから頭を下に転がり落ちていく


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