過去ログ - マミ「チーズがとっても大好きな、大切な私のお友だち」
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49: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/01/22(水) 15:21:36.04 ID:prEVTGnCo
諸々のリスクを少しでも減らすには、
魔獣が発生したばかりで力や勢いがまだ弱い間に先手を取る。
なるべく多くを迅速かつ魔力消費を抑えながら、潰しておく必要がある。

そのためには、まだ日が落ちていない時間からの根気強いパトロールが普通欠かせない。
今ではそんなことになる可能性と手間を、べべがかなり減らしてくれた。

とはいえべべだって、この世界のどこからでも、見滝原の異常を察知できるわけじゃない。
これは既に確認済みの事実だ。
あまりうかうかと見滝原を離れているわけにはいかない。

散々どうするか悩んだ末に、不安な気持ちを多少残しながらも決めた。
休日の早朝、まず街全体を念入りに微かな予兆すら見逃さぬようべべとパトロールをする。
それから休まずその足で、電車に揺られ日帰りの山登りに行って陽が沈むまでに帰ってくる。

牧場見学とかでもなければ、大抵の娯楽は見滝原かその近辺で楽しめる。
佐倉さんがいる風見野以外、私が行くのを躊躇うような街は近くにない。
私たちの外出はこれまで、見滝原をちょっと出る程度の範囲に限られていた。

べべの希望通り今まで行ったどの場所よりも遠くに行く。
山に登ることそのものよりもむしろ、電車で揺られることが今回のお出かけの目的と言えた。


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