過去ログ - マミ「チーズがとっても大好きな、大切な私のお友だち」
1- 20
5: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/01/05(日) 12:52:47.57 ID:Rosb0CWbo


『キュベッ!』


アクシデントにもめげず、朝日がうららかに差し込む窓まで一人で出向き、
カーテンを体に巻きつかせ顔だけを垣間見せる。

それからしばし無言の時が流れた。これはいったいどういうことなんだろう。

普通の人なら自分の頭がおかしくなったか、
この状況でもなお、そういう機能のついたぬいぐるみ、というよりはぬいぐるみっぽいロボットだと考えるかもしれない。

だけど私は、こういう普通じゃない世界と深いつながりがある、普通とはかけ離れた人間だった。
ひとまず状況を冷静に受け入れて、これは魔法関係の何かだと判断し、真相の究明を目指す。

何か、こんな妙なことが起こった原因が存在するはずだ。
今までぐっすり寝ていたのだから、その原因となったこととは、きっと私が寝る前にあったはずだ。

さて、昨日、いつもと変わった何か、兆候みたいなものはあっただろうか?
いや、特に変わったことは思いつかない。昨日はいつも通り何ごともなく床についた。

あえて言うならば夜、一人でいるのが耐えられないくらい寂しくて、
友だちが欲しい、なんてことを寝入る直前まで考えていた気がする。

でも、そんなのは今の私にとって別に珍しいことじゃないし、
何よりだからといって、見知らぬぬいぐるみが朝になったら出てくるとは思えない。

結局、あれこれ考えてみただけではよくわからなかった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
155Res/103.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice