過去ログ - マミ「チーズがとっても大好きな、大切な私のお友だち」
1- 20
56: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/01/22(水) 15:47:36.53 ID:prEVTGnCo


「早く、良くなってね……。また、電車に乗りましょう?」

『チーズ、チーズ』

「ダメよ。チーズはちゃんと身体を治してから。さっき吐いちゃったじゃない」

『チーズ、チーズ』


人間と身体の構造が違うだろうから、どう看病していいのかわからないのが怖い。
常識的に考えて病院にも連れていけるわけがない。
明日、まだ苦しそうだったら氷用意してみようかな、そんなことをあれこれと悩む。


『マミ』

「何?」

『アリガトウ』


いつも以上に虚ろなべべのくすんだ青の目と、視線を交わす。

ありがとう。

どこにでもある当たり前の感謝の言葉。
日頃のお礼を言うのに、状況は何一つ不自然じゃない。
特別気にするようなことではない。

なのにそれを聞いた私は、痛みを感じるくらいに不吉な胸騒ぎを覚えた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
155Res/103.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice