323: ◆gKIVhd2ytqPb[saga]
2014/05/06(火) 03:09:09.47 ID:EkewN0yd0
次の瞬間、ナオナオはメガネの渦の中に居た
渦の中からメガネが一つ飛び出し、掛けられてはまた離れていく
ただそれだけの行為であるが、しかし自分の意志とは無関係にメガネを掛けさせられるというのは中々の恐怖であった
二本のツルなんか少しズレれば目にまっしぐらである
「うぉっ!?」
たまらず顔をブロックしようとしたナオナオであったが、その腕を色とりどりのメガネが取り巻き後ろ手に固められてしまう
「ぐわああああああああああ」
掛けられては離れていくメガネのツルが少しずつ、しかし確実にナオナオの耳に、こめかみにダメージを与えていく
「ナオナオ!大丈夫!?」
「しっかりしてナオナオ!最後まで耐えて!」
二人の仲間の声がメガネの渦の外から聞こえてくる
そろそろ鼻の辺りも痛くなってきたナオナオは思った
今どう考えても本体の魔法使いガラ空きじゃねぇか何やってんだ二人とも止めろよ
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