317: ◆TFz60grgq2[sage saga]
2014/02/13(木) 12:05:47.05 ID:KoyV2KIho
和「今の声は……」フニッ
マホ「おはよーございます!」
裕子「すいません、こいつら黙らせます」
318: ◆TFz60grgq2[sage saga]
2014/02/13(木) 12:06:36.13 ID:KoyV2KIho
裕子「私たちは先に講堂行くので、さよなら」
マホ「また放課後に会いましょー!」
ミカ「失礼します」
319: ◆TFz60grgq2[sage saga]
2014/02/13(木) 12:07:06.90 ID:KoyV2KIho
和「あの二人は本当に変わらないですよね」
咲「あはは――だね」
咲「――和ちゃんは、変わりたいと思う?」
320: ◆TFz60grgq2[sage saga]
2014/02/13(木) 12:07:43.82 ID:KoyV2KIho
高校三年生になって、京太郎くんと私は同じクラスになりました
一度目の席替え以来、私と京太郎くんは隣の席になり続けていました
部活の書類関係などの雑務は部長の私と副部長の京太郎くんとでこなすことが多くなり、同じクラスなので昼食は大抵一緒に食べていました
321: ◆TFz60grgq2[sage saga]
2014/02/13(木) 12:08:11.83 ID:KoyV2KIho
卒業式はあっという間に終わり、裕子たちが開いてくれた送別会もとても楽しいものでした
このあとのことは任せてください!と胸を張る裕子、鼻水を垂らして涙を流すマホと、マホを慰めているはずがもらい泣きをしてしまったミカ
他の子たちも、私たちのことを惜しんでくれました
322: ◆TFz60grgq2[sage saga]
2014/02/13(木) 12:08:39.46 ID:KoyV2KIho
泣いて、笑って、みんなと別れたときにはもう家屋から漏れる明かりと街灯ばかりが目立っていました
一日経っても、何も変われなかったなぁ……
大きく白い息を吐いていると、後ろから声がかけられました
323: ◆TFz60grgq2[sage saga]
2014/02/13(木) 12:09:11.69 ID:KoyV2KIho
まばらな街灯が照らす道
何度も二人で歩き慣れた道
私と京太郎くんとの二人っきり
324: ◆TFz60grgq2[sage saga]
2014/02/13(木) 12:09:39.68 ID:KoyV2KIho
「和ちゃんは、変わりたいと思う?」
……そうだ、これは最後の機会
325: ◆TFz60grgq2[sage saga]
2014/02/13(木) 12:10:22.37 ID:KoyV2KIho
京太郎「あー、あのさ、俺、和に言いたいことがあるんだ」
和「え?」
京太郎「言いたい、ってか言わなきゃいけないこと」
326: ◆TFz60grgq2[sage saga]
2014/02/13(木) 12:11:03.95 ID:KoyV2KIho
言葉が、重なる
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