9: ◆TFz60grgq2[saga sage]
2014/01/05(日) 21:43:49.77 ID:8M1w9cB8o
ゆーきと私は清澄高校の合格発表に訪れていました
清澄は難関私立や難関公立とは違い、平均的なレベルの公立高であるためか、合格できなかった悲しみに嘆くという人はあまりおらず
合格した喜びを友人と分かち合う人が大多数
ゆーきと別行動をすることにした私は若干の注目を集めつつ、集団の先頭へ
私が潜り抜けた集団の中には彼の金髪は見当たらず、気落ちしながら掲示に目を移して
掲示にある番号と、手元の番号を共に二度確認して胸をなでおろした私は、また顔を上げました
私は彼の受験番号を見つけようとしていたのです
受験会場となった教室の座席数を覚えていたので私の受験番号から彼の受験番号を算出して、確かめる
傍から見ればおそらく気色悪い行為でしょう
それでも私は、彼が合格しているのかどうかを知りたかったのです
途方に暮れていた私に手を差し出してくれた彼と高校生活を送れるのかが、心配でした
殆どの受験生が合格するであろう試験ではありましたが、心配でたまりませんでした
というのも、私が一時間目の試験を無事解き終え、横目に映った彼の姿勢が心配せざるを得ないものだったからなのです
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