過去ログ - 語り部「こいつァなんて事はねぇ物語よ」
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◆.vSAdaJeFs
[saga]
2014/01/11(土) 01:25:23.42 ID:LgCV2wwbo
家康「そうか。やってくれるか。ならば、さっそく信濃に行ってもらおうかのう」
忠明「御意」
宗矩「大御所様、その仕事には某だけで十分かと存じまするが」
家康「一人でやると申すか?」
宗矩「いえ、柳生の者にて……という事に御座います。失礼ながら次郎右衛門殿には未だ配下の者はなく、一刀流門下の者が居るのみ。それに比べ私は三百近い人数が動かせまする。上手い連携を計り、確実にこなすと言う意味でも、我ら柳生に任せては如何で御座いましょう(猪には些細な功ですらもったいないわ)」
家康「ダメだ。二人だけでやってもらう。次郎右衛門はそれでよいな?」
忠明「某は、もとよりそのつもりで御座いますれば」
宗矩「し、しかし、大御所様!」
正信「しつこいぞ又右衛門!!」
家康「まぁ、又右衛門の不安な気持ちも分かる。一人だけ、同行者を許そう。それでよいな?」
宗矩「……御意」
家康「以上だ。小平太と平八には他に任せたい仕事がある故、佐渡から聞け。後の者は下がってよいぞ」
忠明「…………」
宗矩「…………」チッ
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