9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/08(水) 01:24:37.31 ID:8auXTgZQ0
茄子「シンデレラプロダクション。聞いたことありますよ。確かにゅーじぇねれーしょんでしたっけ?」
P「はい、そうです。言っても僕の先輩がプロデュースしたグループなので、僕自身は関わってませんが」
財布のお礼も兼ねて入った喫茶店で、俺は名前を教えてもらった鷹富士茄子さんと向き合っていた。穏やかで物腰の柔らかい鷹富士茄子さんを見て、俺はますますこの人をプロデュースしたいと思った。
茄子「1つお聞きしたいのですけど、何故私を?貴方の財布を拾ったからですか?」
P「いえ、違います」
真剣な目で聞いてくる鷹富士茄子さんに、俺は即否定する。
P「もし仮に財布の件がなくても、間違いなく自分は鷹富士さんを見たらすぐにスカウトしていました。絶対です」
茄子「……」
少しの沈黙。
無言でこちらを見る鷹富士さんを見て心臓の音が早くなる。駄目だったか、と。
茄子「後日」
P「え?」
茄子「後日、またお話を聞きたいです。今日は親戚の集まりもあるので、あまり時間が取れないで」
P「じゃあ」
茄子「はい。よろしくお願いします。プロデューサーさん」
P「いっ……」
いよっしゃあ!!と思わずガッツポーズをし、声を上げそうになる俺は、先ほどのことを思い出しどうにかこらえる。
茄子「ふふ。今度は耐えれましたね」
P「はは、全くお恥ずかしい。でも聞いてもいいですか?何故アイドルをやると決めてくれたんですか?しかもこんなすぐに」
茄子「それは……内緒です♪」
P「は、はぁ……」
こうして、ドタバタながら俺は初めてのアイドルを手にすることになる。それが鷹富士茄子との一歩目だった。
24Res/23.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。