過去ログ - 奴隷商「ほほぅ!これは上玉だ!」奴隷女「あら?ありがと!」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/15(水) 12:59:16.01 ID:1uQdvpeY0
奴隷女「では私の番ですわね。旦那様は何故奴隷商と呼ばれているのですか?奴隷を売って商いをしているようには見えませんけれど?」
奴隷商「正確には元奴隷商だ。最初に始めた稼業が奴隷商だった。奴隷を買い、そして鍛え、高値で売る。今はもう止めてしまったがな」
奴隷女「つまり戦奴(せんど)を売っていたと?」
奴隷商「そうだ…あっいや、おい。俺の番だぞ。」
奴隷女「あら?失礼しました。旦那様の事が知りたくてつい重ねて質問してまいましたわ」
奴隷商「フ…まぁいい。貴様は現国王の所で何をしていた?」
奴隷女「妾をしておりました」
奴隷商「なに?処女というのはやはり…」
奴隷女「嘘ではありませんわ」
聞けば聞くほど分からない事だらけの奴隷女のいう事に奴隷商は戸惑う。嘘を言っている様子は無い。頭のなかを掛ける疑問を流すようにグラスのワインを飲み干す。
奴隷商「分かった…次だ。」
奴隷女「旦那様は何人の人をその手にかけて来られたのです?」
奴隷商「それは…数えきれんな…」
奴隷女「ふふっ私…旦那様の前職が分かりましたわ。それと私旦那様を帝国にでお見かけした事があります」
奴隷商「なにっ!?」
奴隷女「コロシアム…」
奴隷商「…!?」
奴隷女「旦那様はコロシアムの英雄でしたわね?」
奴隷女「よく沢山の妾をつれて王は見物に参られておりましたもの…」
奴隷商「フ…もはや隠せんな。よく言い当てた…そうだ。俺は元戦奴だ。連合国の精鋭部隊にいた俺は戦いに負け捕虜となり、戦奴として帝国のコロシアムで戦った。何人殺したかは分からん。俺の飼い主から自分を買い戻すまで戦った。その飼い主の名前は…ルーディリッヒ・ド・ラヴェール。貴様の元主と同じだ」
奴隷女「ふふっ、奇遇ですわね」
奴隷商「なるほど…これが…定めか…」
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