過去ログ - 奴隷商「ほほぅ!これは上玉だ!」奴隷女「あら?ありがと!」
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93:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/15(水) 19:26:24.13 ID:1uQdvpeY0
奴隷商は頭を抱え少し目を閉じた。
昨日の記憶が所々曖昧で、それが記憶なのか想像なのか判別出来ないでいた。

奴隷商「俺はお前に何かしたか?」

奴隷女「いいえ。何も?」

奴隷商「そうか。久しぶりに酒を飲める相手が出来て少し飲み過ぎてしまったようだ。迷惑を掛けたか?」

奴隷女「とんでもございませんわ。旦那様が楽しんで頂けたのなら私も嬉しゅうございます」

奴隷商「そうか。朝食までまだ少し時間があるな。すまんが水をくれ」

奴隷女「おまちください」

奴隷女は水差しの水をグラスに移すと奴隷商に渡した。
奴隷商はそれを一気に飲み干すとベッドに仰向けに倒れ込んだ。そしてふうと一息つくと

奴隷商「来い」

と奴隷女に言うと片腕を広げ腕枕を差し出した。

奴隷女は微笑みながら黙って奴隷商の隣に横になりその腕に白銀の頭を預け目を閉じた。

奴隷商「すまなかったな」

奴隷女「え?」

奴隷商「救ってやれなくてすまなかった」

奴隷女「旦那様…」

奴隷商「業つく張りの豚の王を見てれば妾のやつらにどんな仕打ちをしてるかなんて、分かってた事だ。俺は自分の事しか考えてなかった」

奴隷女「いいえ。旦那様のお姿を見た皆が言っていましたわ。私もあの方のように自分で自分の命を奪い返したいと…もちろん私もそう思いました。そして皆で革命軍に協力して王を討ったのですよ」

奴隷商「そうか」

奴隷商は大きな手で奴隷女の頭を優しく撫でると
言った。

奴隷商「お前は自由になりたいか?」

奴隷女「私はここに居たくてここにいますわ」

奴隷商「フ…そうか」

奴隷女「まだ少し頭が痛むのではありませんか?もう少しおやすみになられては?」

奴隷商「あぁそうさせて貰う」




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