過去ログ - 対木もこ「私と荒川憩のカレーうどん戦争 02」
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◆cvvZKri7SI
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2014/01/08(水) 14:41:40.52 ID:NVDGXRYwo
「どないしたん」
顔色がすこぶる悪い。
息も絶え絶えといった表情だ。
以下略
44
:
◆cvvZKri7SI
[saga]
2014/01/08(水) 14:42:13.91 ID:NVDGXRYwo
「え、と。園城寺さんが長くないって、え?」
「言葉どおりの意味だよ。この後の心臓移植の手術を受けなかったら園城寺怜は死ぬ」
「せや」
以下略
45
:
◆cvvZKri7SI
[saga]
2014/01/08(水) 14:42:56.18 ID:NVDGXRYwo
「……やっぱり」
「?」
ゆっくりと息を吐きながら、園城寺怜がそう零す。
以下略
46
:
◆cvvZKri7SI
[saga]
2014/01/08(水) 14:43:42.84 ID:NVDGXRYwo
「生きるのが辛くて辛くて仕方ないって顔しとる」
そうだな。
以下略
47
:
◆cvvZKri7SI
[saga]
2014/01/08(水) 14:44:09.38 ID:NVDGXRYwo
「憩から聞いてるで。なんや色々活躍しとるみたいやんか」
「別に」
そんなつもりはない。
以下略
48
:
◆cvvZKri7SI
[saga]
2014/01/08(水) 14:44:37.48 ID:NVDGXRYwo
「人は誰でも病気になるんや」
それは園城寺怜みたいな、分かりやすい身体の病かもしれないし、
或いは気付きにくい心の病かもしれない。
以下略
49
:
◆cvvZKri7SI
[saga]
2014/01/08(水) 14:45:04.13 ID:NVDGXRYwo
だから今の私が園城寺怜に返すべき言葉は、たったこれだけだ。
以下略
50
:
◆cvvZKri7SI
[saga]
2014/01/08(水) 14:45:49.79 ID:NVDGXRYwo
「そろそろ私の話をして良いか?」
「構へんよ」
じゃあ、遠慮なくいわせてもらおう。
以下略
51
:
◆cvvZKri7SI
[saga]
2014/01/08(水) 14:46:24.18 ID:NVDGXRYwo
「……いや、もこちゃん。それは無理やよ」
口を挟んだのは、荒川憩だった。
以下略
52
:
◆cvvZKri7SI
[saga]
2014/01/08(水) 14:46:52.13 ID:NVDGXRYwo
「……一年前、あんたは余命宣告をされた。ちょうど今の時期まで、というタイムリミットが」
「うん」
答えたのは荒川憩。
以下略
53
:
◆cvvZKri7SI
[saga]
2014/01/08(水) 14:47:26.95 ID:NVDGXRYwo
「ある決心、って」
「ドナー登録だよ」
少しだけ口を開け、溜息を吐いた。
以下略
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