過去ログ - 【俺ガイル】やはり阿良々木暦のボランティア活動はまちがっている【化物語】
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◆EHGCl/.tFA
[saga]
2014/03/24(月) 19:41:19.65 ID:bBD3UQ0s0
物語Side 第拾話
『はちまんスパイダーその参』
01
比企谷の現状を知ったのは、由比ヶ浜の電話の後だった。
僕たちが合流した後。
見計らっているかのように、見張られていたかのように、完璧なタイミングで。
由比ヶ浜の携帯が、比企谷の着信を告げたのだった。
阿良々木「端的に、結論からいえば、比企谷は帰宅している。と言う事でいいのか?」
僕は由比ヶ浜にそう質問する。
由比ヶ浜「そう言ってました……。ヒッキー勝手に帰っちゃったって……」
雪ノ下「はぁ……。最底辺の評価を、比企谷君に下していたはずなのだけれど。
まさかそれ以下に評価が下がるなんて……。あの男を見誤っていたわね」
2人、雪ノ下と由比ヶ浜は、比企谷に悪態をつく。
その様子から見てとれるに、彼はやはり、しかしながらそういう人間であるらしい。
いや、そういう人間。といえば、表現を濁しているとも取れるので、正確に言う。
とどのつまり。彼は結局、自分勝手な人間。
仲間内での行動で、何も告げず事後報告の帰宅をする。
そうしても、疑問を抱かれない人間。そういう事なのかと、そういうイメージなのだと思う。
いや、でもしかし。果たして、本当にそうなのだろうか……。
たかが数時間と言うが、僕が比企谷と話した際の感触は、そういう人間性は感じてはいない。
もしかしたら、彼は。というより、彼ならば。そうするかもしれないと思っている。
別の可能性に、別の真実が。
今の僕は、気が気でならないでいる。
阿良々木「でも、いや。それにしては早すぎないか?」
だから僕は。素直に、率直にその疑問を語る事にする。
伝える事が最重要。声に出さないと伝わらない。僕の考えを。
ストレートに、包み隠さず、余すことなく語って見る。
阿良々木「戦場ヶ原と比企谷が分かれて、今の時間まで。多く見積もっても20分。
家どころか学校にすらつくには、圧倒的に時間が少なすぎるんじゃないのか?」
戦場ヶ原「ええ、まあそうよね。3年の先生に言って……と。
比企谷君は、そう言っていたのよね?
個人のためにバスが出るはずもないのだし。
そもそも、3年生の担任は。皆、バスで乗り合って来ていたはずよ。
そう考えれば、比企谷君の帰宅方法が不明瞭……というか。不可能とさえいえそうね」
羽川「うん?でも、そうすれば比企谷君は、まだ家に帰っていないことになっちゃうよ?」
阿良々木「ああ、僕はそう思っている」
5人が下を向く。それぞれが、各々の心中で思考する。
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