過去ログ - 【俺ガイル】やはり阿良々木暦のボランティア活動はまちがっている【化物語】
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26: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/11(土) 03:39:21.66 ID:Nw11kqOB0
羽川「うわぁ。なんていうか、私が言うべきじゃないんだろうけど。
   普通こういう場合は、大抵。逆じゃないかな?
阿良々木君と戦場ヶ原さんが仲良くするのを恋敵の私に見せつけるんじゃないのかな?」


戦場ヶ原「それならそもそも同じ班に誘わないわよ」


羽川「正論を突然言われると返す言葉がありません……」


戦場ヶ原「で?残念ながら。誠に遺憾ではありながらも。その子たちは同じ班になっちゃうのかしら?」


羽川「うーん。戦場ヶ原さんがそこまで拒絶するのなら。私は明日にでも断るんだけど。
   私、その比企谷君って子と約束しちゃったんだよね。一緒に行くって。
   約束は破れないから、それなら私はあの子たちの班に入ることになっちゃうね」

戦場ヶ原「いやいや羽川さん?それはもしかするともしかしてなのだけれど。
     私が阿良々木君と二人っきりのツーマンセルって事?」

羽川「そうだね」


 不意にそう言うと、これもまた不意に。彼女は眼を見開いて、見て分かるくらいにたじろいだ。



戦場ヶ原「いやよ。絶対に嫌。それだけは絶対に嫌。勘弁してくださいすみませんでした」


羽川「実の彼氏と二人っきりになれるシチュエーションに対する返答じゃないよね。
   でも。じゃあ、戦場ヶ原さんの選択肢は1つだけになったんだけど?」

戦場ヶ原「ええ、付いていきます。付いていかせてくださいお願いします」

 一瞬だった。彼女が手のひらを返したのは瞬く間だった。
懇願ともとれるそれは本当に、理解が追いつく隙も見せず一瞬。

阿良々木「話は終わったのか?」


 三日月形のクッションに横たわっていた阿良々木君が口を挟んだ。
ここでようやく思い出す。別に忘れていたわけではなかったんだけれども。
ただ彼が部屋の隅に居るように。彼の存在が私の脳の隅っこに押しやられていただけ。


戦場ヶ原「あら、いたの?阿良々木君」

阿良々木「ここは僕の部屋だ!いて当然だろ!」


 そう、ここは阿良々木君の部屋だった。
私が、週末のボランティ活動について話があるって戦場ヶ原さんに伝えたら。

「あら、それなら今から阿良々木君の家でデートするから。そこで話して貰えるかしら?」

 と、誘われたのだった。



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