過去ログ - 【俺ガイル】やはり阿良々木暦のボランティア活動はまちがっている【化物語】
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4: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/08(水) 18:05:06.01 ID:kXzV57rP0
「失礼します。平塚先生はいらっしゃいますか?」

 不意に、職員室の入り口から、透き通る声がした。
例えるならば、メガネを掛けてテレビの中に入るスパッツガールとか。
我儘で自己陶酔なゴールデンな時間を生きるお嬢様とか。
オッドアイで世話上手な麻雀部部長。
みたいな声。

 そして俺と今対面している平塚先生の名前が呼ばれたので、俺はその声の方へと向いた。
まあ、その声の主を見た所で、この学校の生徒という時点で見覚えはあるはずないけど。

 案の定女子だった。リボンから察するに3年生。
見た目から察するに良い人。多分委員長。

 三つ編みが両端から伸びていてメガネをかけていて。まさしく真面目です!と主張せんばかりの見た目だった。いや、失言だった。その胸部は真面目ではない。

平塚「ん?ああ、羽川か」

 平塚先生はどうやら知り合いらしく、手でその委員長さんを職員室に招き入れた。
まあそもそも知り合いだから委員長さんは平塚先生を名指ししたんだよな。

いや、待て待て。
俺今勝手に委員長って名付けたけど、これ委員長じゃなかったら悪口じゃね?

羽川「あ、先日のレポートを提出に来ました」

平塚「すまないな、委員長だからと雑務を任せてしまって」

 あ、今正解発表来たよ!パンパカパーン!比企谷選手大正解です!
やはり、俺のぼっち特有識別眼に狂いはなかったようだな。
ってか、先生一度でいいから俺が雑務している時もそういう台詞くださいよ。
いつもいつも「おう」しか言ってくれないじゃないですか。俺委員長でもないのに。
何?亭主関白なんですか?身近にいるとそれが当たり前になっちゃうんですか?
離婚沙汰よ!そういうのが破局の原因になるのよ!もう信じらんない!八幡ぷぅ!

比企谷「いや、でもそもそも破局以前か……」

平塚「ん?何か言ったか比企谷?」

 ヤベッ!声出ちゃった!家で独り言話す癖でつい音声をオンにしちゃってたよ。
あぶねーあぶねー。あれだよ、PCとかでイヤホン抜けて女性の不埒な声が部屋中大合唱とかそんな感じの不可抗力ですよ。って誰に言い訳してんだよ。

平塚「あ、申し訳ありません。面談中でしたか?」

 俺を視認して改めて委員長さんは畏まった。
なにその言葉づかい。社会人ですか?

平塚「ん?あぁ、そんな感じだ。まあそんな大した話はしていないから。安心したまえ。
 羽川が聞いてマズい話などではないよ」

 すると、委員長と俺は目があった。いや、正直に言うと、胸部を見ようとした時に委員長さんがこっちを向いた。
ヤバい。何あのおっぱい。ダイソンなの?目線の吸引力半端じゃないんだけど。

羽川「あ、初めまして。私。3年の羽川翼です」

 いきなりの自己紹介に俺は目を見開いてのけ反る。いや、別にそんな礼儀正しくされても、俺なんてもう2度と会わないレベルの底辺カーストですよ?何この人。素直にスゲェ。

比企谷「あ、ウス……2年の……比企谷八幡……ッス」



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