過去ログ - 【俺ガイル】やはり阿良々木暦のボランティア活動はまちがっている【化物語】
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44: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/11(土) 18:22:15.63 ID:Nw11kqOB0
「阿良々木さーーーん!」


比企谷「うぐぉ!」


 突進してきた幼女は、意味の分からない奇声を発していた。
既に事件だ。


「あれ?」

比企谷「だ…誰?」


 振りむいた先にはやはり幼女。
しかし、今ぶつかって来たのに俺の方を向いて首をかしげている。

 いやいや、かしげたいのは俺の方だっての。
勝手に首を傾けんな。傾けんなって。
そんな傾げても、世界はおろか、物語だって傾かねーよ。かぶかねーよ?

何この子。メンタル強いな本当に。ただの人違いでも俺だと顔から火が出るくらいに。
言うなればそれから1週間ブルーになっちゃうくらいの大ダメージなのに。

 なんでそんなノーダメージなの?相手が俺だから?



「ごめんなさい。人違いでした。知り合いによく似ていたもので」


比企谷「は…はぁ。そりゃどうも。気を付けてくださいね」


 人違いで突進されたらたまらねーよ。
俺が俺じゃなければ怒られてたよ?俺だから良かったものを……。
まあいいや。考えるのはやめよう。
思考停止じゃなくて思考放棄。帰って小町にする土産話ができたと思う事にしよう。
この子との関わりはそれで終了。このまま会話を続けると事案が発生しそうだ。
「小学生に突進される男の事案が発生」
洒落になんないよ……。


「でも、あれー?私が見えるんですよね?」

比企谷「は?え?」


 冷や汗が流れた。
何この子。中二病なの?もしくはそういう人なの?
元々人と話す事を得意としない俺が、小さな子供。ましてやそういう人と話すスキルはもってない。


「ああ、すみません。私、八九寺真宵です。はじめまして」


比企谷「え?あ、どうも。比企谷です……」


 不意に自己紹介しちゃった。どんな流れですか?コレ。
曲がり角でパンを咥えてぶつかっても自己紹介の流れではない気がするんだけど?



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