38: ◆W6csBZal8M[saga]
2014/01/12(日) 12:02:38.21 ID:RvBry2Yb0
皐月「……」
猿投山「――――もうやめよう、争うのは」
皐月「……フッ」
その男の顔からは、一切の険が消えていた。
まるで悟りを得た聖人かのような面持ちで、無意識と意識の狭間にあるような捉えようのない視線を鬼龍院皐月に向けていた。
トイレより現れた猿投山渦の姿を見たこの翌日、鬼龍院皐月は“運動部統括委員長降格”の辞令を与えている。
鬼龍院家の豪奢極まるトイレには、栗の花の匂いが漂っていた。
糸冬
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