13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/09(木) 03:21:25.00 ID:3qQuyaXq0
?「あ、これは失礼を。町の長のようなものをやらせて頂いているものです
家老「そうか、そうか。うちの殿が変なものを作りまくったせいで迷惑したろう。悪かったな」
町長「何をおっしゃいます。感謝こそすれど迷惑なんぞ滅相もない。殿様のお陰で、職にあぶれていたものも職を見つけ生活できるようになりましたし、商売は繁盛。不景気だっていうのに、道路まできれいにしてもらって
。本当にありがたいことです」
家老「それは本当か?」
町長「ええ。本当ですとも。それに殿様はよく城下へ遊びに来ては、我らの下々の者の話を親身になって聞いてくださります。本当に名君とはこの事。町一同感謝しております」
家老「し、しかし、殿は変なものをいっぱい作ったろ。ほら、あの菜の花の広場にしても、図書館にしても。しかも、町中に妙なオブジェが溢れかえる始末だし・・」
町長「ああ、それに関しても感謝がつきませぬ。菜の花の広場も最初は何なのだと思いましたが、綺麗な上に油も取れるという話。しかも、管理をわれらに任せ、油の利益を全て町にくださるとは素晴らしい事でございま
す。図書館も勉学に励みたいが本を買う金が無い。と困った若者が殿様に相談した所作っていただけたものですし、オブジェに関しては町に自由に作品を置いて良いということで隣国などからも芸術家が集まって、更に
その芸術家の評判を聞きつけた者が訪れ、と町に訪れる者が増え今や観光産業は大儲けでございます」
家老「な、何だと・・」
家老「(あんなものにそんな深い考えがあったとは・・。まさか。公共事業を増やしたのは雇用を増やすため・・・。しかも、下々の意見を・・。遊んでいたわけでは無かったのか・・)」
町長「どうなされました?家老様?」
家老「い、いや・・」
町長「そういえば、殿様が今日の朝こんな物を落として行かれました」
家老「こ、これは・・・!」
家老「馬鹿なのは私の方では無いか!大殿、やはりあなたは間違っておりませんでした・・」
家老「殿!今参ります!」
町長「家老様!?・・行ってしまわれた・・家老様もご多忙であるなあ・・」
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