過去ログ - 提督「新薬の効果を試してほしい?」
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130: ◆TKy4PRCXww[saga]
2014/01/12(日) 14:50:06.27 ID:M+ZMy2IO0
不知火「不知火は……寂しかった」
提督「……」
不知火「不知火は……もっと自分を見て欲しかった」
不知火「やめたかった……自分を偽るのはもう」
不知火「でも、それで今の関係が壊れるのが怖かった」
不知火「捨てられたくなかった、だから……」
不知火「けど、あの薬を飲んでから」
不知火「不知火の心の枷はどこかに行ってしまったようでした」
不知火「こうしたかった、人の目を気にせず、"自分"の目を気にせず」
不知火「子供のように怒りたかった、泣きたかった、素直に物を言いたかった」
不知火「そして……」
不知火「このように、たくさん、甘えたかった」
提督は、不知火の言葉一つ一つに頷き、その返答かといわんばかりに、不知火の頭を優しく撫でていた
不知火「……今からでも、できるでしょうか」
不知火「望んでも、いいことなんでしょうか」
不知火「夢にまで見た自分に、なってもいいのでしょうか」
提督「……あぁ、なんたって不知火は」
"子供"なんだから
――雨はいつしか、止んでいた
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