過去ログ - 咲の登場人物である染谷まこ及びその他の人物についての撰集抄
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19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/10(金) 23:03:40.68 ID:WTfPh11Vo
@あなたのために祈らせて

染谷先輩に叱られて失意の中、街をふらふら歩いていると駅前の辺りで見知らぬ人に声をかけられた。

その人曰く、あなたをより幸せにするために祈らせてください、と。

何を言うか。

今、僕はとても幸せだ。

緑色を見れば染谷先輩を思い出して幸せで。

眼鏡を見れば染谷先輩を思い出して幸せで。

リボンを見れば染谷先輩を思い出して幸せで。

広島弁を聞けば染谷先輩を思い出して幸せで。

清澄の制服を見れば染谷先輩を思い出して幸せで。

染谷先輩と同じシャンプーの香りがすれば染谷先輩を思い出して幸せで。

女性を見れば染谷先輩を思い出して幸せで。

人を見れば染谷先輩を思い出して幸せで。

生き物を見れば染谷先輩を思い出して幸せで。

生きていれば染谷先輩と同じ世界にいることを実感できて幸せで。

息を吸えばこの空気には染谷先輩が吐いた息が含まれていると思えて幸せで。

僕の一挙手一投足が、世界のありとあらゆるものが、染谷先輩を想起させて幸せで。

染谷先輩を思い出せば途端にエア染谷先輩が顕現して幸せで。

例えばついさっき、あんたの顔など二度と見たくないわ、と言われたのだとしても、それが染谷先輩からかけられた言葉であれば幸せで。

そんな幸せな僕にこれ以上の幸せが訪れるとすれば、それは染谷先輩そのものでしかなくて。

でもそんな僕を、あなたの祈りは、より幸せにしてくれると言う。

それはつまり、染谷先輩は祈りそのものであると言うことなのか。

そんなことをひたすら捲し立て続けたところ、その人は何も祈らずに、気が狂ってると言い捨ててどこかへ行ってしまった。

翌日、ごめんなさいをしたら、染谷先輩は許してくれた。


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