92: ◆SI.G.Owte.[saga]
2014/01/13(月) 21:08:03.68 ID:iD2CnNoCo
僧侶「ここの水源は川ではなく泉や井戸のようだ。つまり移動手段が陸路に限られているんだよ。そうすれば、自然と街の入口にモノや人が集まるだろう?」
魔法使い「ふうん。じゃあ買い物の時は外郭を見に行ったほうがいいのか」
93: ◆SI.G.Owte.[saga]
2014/01/13(月) 21:08:36.22 ID:iD2CnNoCo
魔法使い「街の中を歩いてる人たち、みんな結構手練だよね」
僧侶「自分の尻拭いすらできない程度の人間が来るような場所ではないからな、ここは」
94: ◆SI.G.Owte.[saga]
2014/01/13(月) 21:09:02.26 ID:iD2CnNoCo
***
魔法使い「――綺麗な宿だねー。予想よりぜんぜん格上だった」
95: ◆SI.G.Owte.[saga]
2014/01/13(月) 21:09:28.37 ID:iD2CnNoCo
魔法使い「チッチッチ、甘いなぁ。デートっていう雰囲気が大事なんだよー?」
僧侶「ともかく、私としては今日中に済ませてしまいたい用事があるのだよ。分かってくれ」
96: ◆SI.G.Owte.[saga]
2014/01/13(月) 21:10:31.87 ID:iD2CnNoCo
僧侶「さてと。私は私の仕事をするか」
***
97: ◆SI.G.Owte.[saga]
2014/01/13(月) 21:11:00.75 ID:iD2CnNoCo
魔法使い「――よさそうなお店は全部回ってきたよ。さすが魔界にいちばん近い都市ってだけあるね」
僧侶「ふむ。上質な紅茶葉に蘇生の実、最高ランクの回復薬。それに転移魔法石か」
98: ◆SI.G.Owte.[saga]
2014/01/13(月) 21:11:27.17 ID:iD2CnNoCo
僧侶「興味が湧くな」
魔法使い「そーとー眼とカンが良くないと見つけられないと思うけどねー。それから、武具もすごかったよ」
99: ◆SI.G.Owte.[saga]
2014/01/13(月) 21:11:53.29 ID:iD2CnNoCo
僧侶「いったいどうやって負の念を抑えているのだろうな」
魔法使い「あ、それなんだけど、ユニコーンの角とかペガサスの羽根とかをお守りにしてるみたい。……たぶん、ボクたちも一つ持っておいたほうがいいよね」
100: ◆SI.G.Owte.[saga]
2014/01/13(月) 21:12:20.87 ID:iD2CnNoCo
魔法使い「……」
僧侶「……いくらしたんだ」
101: ◆SI.G.Owte.[saga]
2014/01/13(月) 21:12:47.46 ID:iD2CnNoCo
僧侶「半分近いぞ」
魔法使い「……」
102: ◆SI.G.Owte.[saga]
2014/01/13(月) 21:13:13.31 ID:iD2CnNoCo
魔法使い「これです」
僧侶「これは君の魔法具かつ非常用武器である簡易魔導杖だね」
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