過去ログ - 海未「輝夜の城で嬲られたい……です」
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3: ◆I6vx7cPvKQ[saga]
2014/01/11(土) 22:23:39.06 ID:zcvSM8s9o

どうして……こんなことに

私が何をしたと言うのですか

海未「もう……どうしようも……っ」

絶望が垣間見えた瞬間、今まで流すことなかった涙が一気に溢れ出してくる

声を荒げ泣き叫べど、私を見付けてくれる人など何処にもいない

戻りたい……

昨日を振り返ると自然と笑みが溢れ、今日という一日がとても素晴らしく思える、そして明日が待ち遠しくて堪らない

そんな、いつもの日々に


海未「……?」

雲が流れ、それまで姿を潜めていた月によって辺りが淡く照らし出される

綺麗な満月……これから死に逝く私への最後の餞といったところでしょうか

海未「……え?」

確かにそこには無かったはず、それなのに今こうして悠然と在る……絢爛豪華な城

海未「助かる、のですか……? 私は」

ここに堕されてから縋るものなど何も無かった私にとって、これは奇跡と呼べるに値するだろう

柄にもなく、胸の昂りを感じる

そして、私は煌めく光の方へと吸い寄せられていった


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