過去ログ - 【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第26位【アラフォーマーズ】
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794: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2014/01/16(木) 23:57:35.41 ID:zlcDGrLOo

 つまりは――まあ。

 要するに、一時引退を考えたことが……バレたのである。この二人に。

 まあ、というか、本気モードの清水谷竜華の前では隠し事が困難なので必然だろう。

 だから、あまり顔を合わせないようにしていたのだけれど――。


竜華「水臭いなぁ……」

竜華「うちら、チームメイトやったのに……」

竜華「そっかぁ……うちらは京太郎くんにとってはその程度の存在なんやな」

竜華「はぁ……」

京太郎「いやー、これは、そのー……深い事情があって……」


 一体何と言えばいいのか。


数絵「人に祖父まで紹介させておいて、利用するだけ利用したらポイ……なんてね」

数絵「これに怒るなって言う方が、無理な話じゃない?」

数絵「しかも、何だかんだとランキングが私よりなのに……。枠が空いて嬉しい、とかじゃなくて」

京太郎「あー、ああ。うん、その……」


 確かに、相談はするべきかなとは思う。

 しかしながら、相談すべきタイミングというか相談したいタイミングで、仲間同士顔を合わせることなく。

 その後は、既に自分の中で諦観が結論を纏めて上げた後になってからだったので、何となく避けてしまった。

 そういう事情があったといえば――あったのだ。

 やめる、やめないなんてのはとどのつまりは自己責任である――と。


 ……まあ。

 今になって言うなら、間違いではないにしても、そんな独りよがりで結論を出すなんてどうにかしてるとしか言いようがないが。

 忙しくて碌に睡眠時間が取れず、仕事続きだったのでどこか弱っていたのかもしれない。

 今とは違い、社会人成り立て――から暫く、慣れるか慣れないか、合うか合わないか、好きか嫌いかの瀬戸際だったし。


竜華「それで、いっつも気ぃ遣っとった筈の京太郎くんが……」

数絵「まさか、カメラ回ってるのに気が違ったようなぽんこつっぷりを発動してたらどう思うかしら?」

京太郎「あー、心配かけてごめんなさい」

竜華「中々会えんかったから、急に狂ったのかと思ったんやからな?」

数絵「『考えすぎて脳ミソ融けたんじゃねーのか?』なんてお祖父様は言い出すから……」




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