過去ログ - 【モバマス】僕「僕のお姉ちゃんがアイドルになった」
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3:[saga]
2014/01/11(土) 22:53:05.58 ID:ZWMdCqF40
僕には、3つの居場所があった。

 一つ目は、お姉ちゃんの所。

子供の頃から心が弱く(医者から神経衰弱の診断を受けたお墨付きだ)、また背が低く子供っぽい顔をした僕は、よくいじめの対象になっていた。そんな時、いつも慰めてくれたのがお姉ちゃんである。
 ちなみに僕の苗字は高垣で、ここである程度の人は、そのお姉ちゃんが誰だか分かるだろう。
 成長し、お姉ちゃんが大人に。僕が高校生になった今もそれは変わらない。
 父さんと母さんは仕事の関係上家にはいない。
 だから僕はいつまでも変わらず一緒にいてくれるお姉ちゃんが、いつも言ってくれるお姉ちゃんのダジャレが大好きだった。

僕「お姉ちゃん……」

楓「あれ、また何かされちゃったの?」

僕「汚れちまった悲しみに、ってあるでしょ? その授業を受けた後、それを僕みたいだって言われて。最後には自殺しろって言われながら、ずっと暴力を振るわれて……」

楓「……。」ギュッ

僕「お、お姉ちゃん……」

楓「ずっと気にしてても、元気になれないよ。好きな物食べて、お酒……はまだ早いか。それで、さっさと寝ちゃうのが一番」

僕「……ありがとう、お姉ちゃん。いつもごめんね」

楓「うん♪」パッ

僕「お、お姉ちゃん? 急に茄子なんか取り出してどうしたの?」

楓「成すところもなく日が暮れる……茄子ところもなく」

僕「……ぷっ、アハハハハ! さすがお姉ちゃん! 今日も冴えてるね!」

楓「ふふっ、よかった」

お姉ちゃんの喜ぶ顔を見れば、日常の辛いことなんて吹き飛んだ。
 ……最近、何もない時でもダジャレを言うようになってしまったけど。



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