過去ログ - モバP「アイドルに男の怖さを思い知らせてやる!」
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51:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/07(金) 02:40:49.40 ID:bMKOWR4n0
沙理奈「ちょ、ちょっと待ってっ」

珍しく酒以外で頬を染めた沙理奈を見て、最後の言葉を継いだ。

モバP「だから別に不安がることもない。沙理奈、俺がお前を、俺の意思で手放すことは絶対にないからな」

言い切ると、沙理奈はしばらくじっとモバPの顔を見つめた。

沙理奈「……早苗さんと雫ちゃんは?」

モバP「お前とは方向性が違うだろう」

馬鹿なことを訊くものだと笑ってやると、紗理奈も呆れたように笑った。しばらくお互いにくすくすと笑い合っていると、ねえ、と言葉をかけながら、床についていたモバPの手に、沙理奈は自分の手を重ねた。ぎょっとして沙理奈の方を向くと、目と鼻の先に沙理奈の顔があった。

思わずのけぞると、貧弱な我が腹筋は不可に耐え切れず、そのまま倒れこんでしまった。同時に沙理奈も、モバPに覆いかぶさる形になる。沙理奈の温かな吐息が顔にかかってくすぐったかった。

ねえ、ともう一度紗理奈は言った。

沙理奈「もしかして本当に、アタシが誰に対してもこんなコトしてると思ってる?」

モバP「いや。お前は誰彼構わず自分を安売りしないだろうと思ってる」

それこそ、信頼できる相手にしかしないだろう、と言うより先に、紗理奈は続ける。

沙理奈「アタシ、これでも純情なんだから。こんなの、プロデューサーがハジメテよ?」

そう言った紗理奈は、心底楽しそうに、しかしどこか切なさを感じさせるように微笑んだ。そして、ゆっくりと沙理奈の顔が動き――、

ピピピッという機械音。発信源はスーツのポケットだった。手に取るとそれは携帯であり、つまり休憩終了時間の20分が過ぎたということだ。



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