653: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/08/03(日) 06:29:36.98 ID:aeA5FKNwo
どういうことだ。十六夜さんは誰よりもみんなで団結してここを出ようと提案してきたじゃないか。
それをなんでいまさら、しかも石丸君を殺そうなんて言い出すんだ?
でも彼……彼女?の顔を見ていると嘘偽りのない真実だということがわかる。
今にも土下座しかねない勢いだ。
苗木「な、なんでさ。なんでそんなことを言い出すんだよ!!」
十六夜「わかるわ、あたしも身勝手だとは思ってる」
苗木「なおさらなにをふざけたことを言っているんだよ!!自分で言ったことを!なんで曲げちゃうんだよ!!」
十六夜「誠ちゃん。最初と事情が変わったの、アタシとびゃっくんが集めた情報、そして彼の……いや」
十六夜「彼のもう一つの人格『黒石丸』ちゃんの『才能』と『経歴』がもしも本物だったとしたら」
十六夜「彼は」
十六夜「この事件の黒幕なのかもしれないの」
…………
なおさら意味が分からない。
苗木「ふざけるなよ!!どういうことか説明してよ!!!」
十六夜「説明したら……あなた協力はしないでしょうね」
苗木「あたりまえだ!!」
感極まって近くにあった本を十六夜さんの足元に投げつける。
でも自分の足元に飛んで行った本を十六夜さんは蹴鞠をするがごとくゆるやかに蹴り返して僕に渡す。
苗木「うわったったっ!?」
十六夜「……ちょうどいいわ。その本を読んで頂戴」
苗木「え……?これって」
『極秘 希望ヶ峰学園第78期生 P名簿』
苗木「な、なにこれ……」
十六夜「目次がないからまったくわからないけどね。そこにはなぜかこの学園生活における『多重人格者』に関するデータが載っているの」
苗木「え!?」
十六夜「いくつかびりびりに破れていてみることができなかったり霧切ちゃんに関するデータが載ってなかったりするけどね」
よくよくみると最初のページは和人君に関するデータが書いてある。
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