過去ログ - 男「お前、本当にアンドロイドなのか」AI「なんでんなこと聞くんだ?」
↓
1-
覧
板
20
11
:
◆NrFF2h.q26
[saga]
2014/01/16(木) 02:44:32.01 ID:6FWh8EjZO
AI「あ、そう言えば朝食は食べたか?」
男「食べた。ていうかそうだお前、主人より遅く起きるってどういうコトだ。そもそも寝るのかよ」
AI「俺はかなり人間の思考に近い超高度な人工知能を使ってるから、一日五時間はスリープモードにしないと、頭の回線ショートしちゃうんだよ。主人の生命活動に異常があったら飛び起きるけど」
男「まさか……今も勝手に計測してるのか!?」バッ
AI「裸見られたようなリアクションするな……付属品にブレスレットあっただろ?アレを付けないと計測出来ないよ。だから付けて欲しいんだけど。落ち着かないんだよな〜」
軽口を叩きながら、AIは食パンを焼き、野菜を切ってサラダにし、ついでに何やらスープも作って、あっという間に豪華な朝食が出来上がっていた。
なんたる家事レベルの高さだろうか。
見た目も好みだし、性格がタイプだったらロボット相手に本気で惚れることが出来ていたのに、非常に悔やまれる。
AIはキッチンの中央にあるテーブルに腰掛けると、手を合わせていただきます、と言った。
主人である俺の出身国、日本の文化に合わせているようだ。
AI「それにしても、けっこう料理に拘りあるのか?加工されてない野菜が多いようだけど」
男「第二地球で試験的に栽培してるんだよ。それで暇だから自分で作る。でも火星の調理済み食品も楽だから買うけど。あ!お前は勝手に買うなよ、経費で落とせるか確認してないから」
AI「どんだけケチなんだ……」
男「今も老後も一人の予定だからな、面倒見てくれる相手がいないんだからケチにもなる」
そういいながら、AIの作ったスープの皿を勝手に取り、口に含んでみる。
悪くはない。
というかいい。
明らかに美味しい。
素材を活かした素朴な味わいだ。
家庭的な味付けとやらは33xx年現在も重宝されている。
遠い昔を思い起こさせる匂いだ。
特に思い起こしたい過去でもないのに、この気持ちはずっと無くならないのだろう、と思った。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
120Res/206.42 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 男「お前、本当にアンドロイドなのか」AI「なんでんなこと聞くんだ?」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1389614958/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice