過去ログ - 男「お前、本当にアンドロイドなのか」AI「なんでんなこと聞くんだ?」
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22: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/01/19(日) 04:03:52.56 ID:NXXYlcGhO

〜AI起動 16日目〜



男「……」チーン

AI「まさか風邪ひくとはな……」

男「……がぜぐずりだのむ」

AI「らじゃー」



三日前の雪遊びがたたったのか、風邪をひいてししまった。
風邪と言うのは厄介なもので、33xx年でも未だ完治させる薬は開発されていない。
とはいえ、研究自体はだいぶ進んでおり、薬の効力は高められている。
このAIが身体を検査しているから、俺の風邪に合う薬を用意してくれるだろう。



誰かに看病されたのはいつ以来だろう。
AIの背中を見送りながら思い出してみる。
最後に看病されたのは、まだ自分が10歳くらいの頃だったろうか。
あれから、親にさえ看病されたことはなかった。


俺はロボット工学の分野に才能があったらしく、学年をどんどんと飛び級して、15歳で政府機関の一研究員になれた。
周りには異例のことだとか言われたが、それはたぶん、勉強しかすることがなかったからだ。



AI「ほら、これ。これが一番効くはず」

男「……」グダー

AI「おい、コップ掴めよ」

男「……やだ」

AI「は?」

男「口移しがいい」

AI「たわけたこと抜かさず飲めオラ」グイッ

男「ガブガブガブ」

AI「ほい」

男「ごっくん」

AI「たぶん明日には治ってるぜ、よかったな」

男「この鬼畜AIめ……」





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