過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】

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126: ◆y1N9qpFpt6[saga]
2014/01/16(木) 21:04:13.73 ID:22dRz/5x0

数絵「サッカーバトルの選手を目指して高校に入ったはいいものの、誰も私に声を掛けてくれないんです……誘ってくれるのをずっと待ってるのに……」

絹恵「そ、そんな格好してるからちゃうん？」

数絵「いえ、これは昨日から着始めました。精一杯の自己アピールをと思って」

智葉「アピールの方向性を完全に誤っていると思うが」

数絵「やっぱり、そうだったのですね……」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

絹恵「うわ、見た目の割りに凄いヌルヌル脱げとる！気持ち悪っ！」

ガンバスターっぽい何かを脱ぎ捨てると、そこには一人のポニーテールの少女の姿があった。

中々妙な登場をしたが、しかしその中から現れた少女の瞳は真剣そのものだった。

智葉「……面白い」

絹恵「(あ、出た……辻垣内先輩の『面白い』が……)」

これは成功フラグがきたんちゃうんか、と思った絹恵は智葉に話を任せることにした。

いくら目つきが悪くてドスを持っているからと言っても、三年生という最上級生でしかも強力なエースストライカーという立場は何だかんだで便利である。

数絵「……私を、スカウトするというのですか」

智葉「ああ。南浦プロの孫だというのに、他人とコミュニケーションが取れないという理由だけで腐るのはお前も本意ではないだろう――」

絹恵「(ホンマに上手くいきそうやな、良し良し……)」

智葉「――だが、私はお前をシニアプロの孫というよりも、一人の選手として見てみたい。１対１をやってみたいんだが、どうだ？」

数絵「――やりましょう。ただのプロの子孫という規準だけで判断されるのは、私も愉快ではないですから」

絹恵「(……と思ってたら、また私と同じパターンかいな……)」

相変わらずの戦いに生きる者っぷりを見せる智葉に、絹恵は呆れかえってしまった。

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