過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】

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156: ◆y1N9qpFpt6[saga]
2014/01/17(金) 21:46:12.77 ID:yJXq6n/P0

白望「……」ｸﾞﾃﾞｯ

まるで、真夏日の動物園のアザラシのごとく。

小瀬川白望は、全身から『けだるいぜオーラ』を放ちながら屋上で倒れていた。

智葉「ほう、次は小瀬川か。相変わらず目の付け所がいいな」

絹恵「へへへ、ありがとうございます」

数絵「ご存知なのですか？」

智葉「ああ。同じ学年だし――何より、去年の大会での彼女の活躍は目覚ましいものがあったしな」

一年前の大会。

後に『ゴットファイブ』と(勝手にダンボールが呼んでるだけかもしれないが)呼ばれる五人の少女達が滅茶苦茶な活躍をしたその大会であったが、しかしそれ以外の生徒も相当な力を有していた。

それは突然、学校から半径二百メートル範囲の平均温度を一気に五度下げた氷のお嬢様だったり。

その後普通に平均温度を元に戻したあったかいお姉ちゃんだったり。

――そして、小瀬川白望だったりした。

智葉「『全校サッカーバトル大会』の予選方式は毎年変わるんだが、去年は『ランダムに五戦試合を行って、三勝したチームから早抜け』というルールだったんだ」

数絵「そうなんですか……」

智葉「それで私のチームが偶々彼女のチームと当たってな――負けたんだよ。相手チームの得点源は、全て彼女のシュートだった」

数絵「えっ！？あの、あそこで」

白望「ダルい……動きたくない……」ｸﾞﾃﾞｰｯ

数絵「ぐでぇーとなっている人にですか！？」

智葉「まぁ、私のチームは後でちゃんと他のチームに勝って予選を通過したんだが……とにかく言える。小瀬川白望は本物だ」

ごくり。

去年のエースがそう褒め称えるのを聞いて、期待と緊張から唾を飲み込んだ数絵は――ふと、そこで気がついた。

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