過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】

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274: ◆y1N9qpFpt6[saga]
2014/01/20(月) 22:53:38.14 ID:OMpwpFFo0

智葉「――だがその『化身アームド』を、もっと簡単に使う方法がある」

絹恵「それが、ドーピングですか……」

智葉「そうだ……勿論、私は医療や化学には詳しくない。しかし、あの瓶の中身は間違いなくそうだ――気配がするんだよ。『化身』のな」

蒲原「『化身』の、気配かー……」

智葉「ああ。あの瓶が配られている瞬間分かった。液体に込められた膨大な『力』。私が持っているものと良く似た力……だがまがいものだ。さしずめ、『人工化身』というところか」ﾌｯ

絹恵「(ソレを配っているのを飲んで私達が『人工化身』を使えるようになったら、研究成功ってことなんやろうな……)」

数絵「学園を丸ごと巨大な臨床試験場に使われた、ということですか」

蒲原「なら私達はさしずめ、モルモットになってしまうのかー」

三人は自分達の言った言葉に恐怖を感じた。己の力ではない何かによって、今までのことを遥かに凌駕する力を得るという事実。

それは、それは――スポーツが本来持つ、『努力による目標の達成が可能である』という性質を完全に無視しているのだ。

数絵「でもどうするんですか？絹恵先輩がこんなに手に入れれたということは、おそらくもう他の皆にも――」

智葉「当然、あのサラリーマンは追い出した。他の化身使い――お前らは『ゴットファイブ』と呼ぶのか――も協力してくれたしな」

絹恵「他の人も……ですか(あのサラリーマン、学内に何人もおったんや……)」

智葉「これで、ある程度の拡散は防げた筈だが――」

智葉がそう言うのと同時に――慌しい足音が『第四練習場』の中に入ってくる。

そして、そこから白いナース服を着た少女が顔を出した。荒川憩、二年生のエース選手である。

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