過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】

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280:>>279　いたぞ！関西人だ！ ◆y1N9qpFpt6[saga]
2014/01/20(月) 23:11:18.77 ID:OMpwpFFo0

智葉「――結局、食堂の方は止め切れなかったか」

照「面目ない。何故か誰も私達の忠告に従ってくれなかった」

衣「こっちは尽力したのだがな……」

小蒔「結局、殆どの人があれを飲んでしまったと思います」

憩「智葉ちゃんやったら瓶を叩き割ったと思うねんけど、まぁアンタ以外じゃそんなん出来ひんから……」

悔やむような口調でそう言う五人に、洋榎が聞く。

洋榎「ていうか、お前らはあれを作った会社っていうか機関っていうかがどこか知っとるんか？」

智葉「――いや。しかし私達五人の間では、このようなことが起こるだろうという話にはなっていた。『化身』という『必殺技』を越える力がこの世に存在する以上、それを何らかの方法で人工的に作ること者がいる筈だとな」

洋榎「ふーん……そんな風にして強くなって、嬉しいもんなんやろか」

智葉「さぁな。しかし利害は一致しているのだろう」

洋榎「利害？」

智葉「ああ。飲む奴は強くなりたい、そしてアレを作った奴らは――なるべく飲んだ人間に強くなってほしい」

絹恵「強く……」

智葉「製作者達にとって最も喜ぶべきことは、『人工化身』持ちがこの大会で優勝してくれることだ。あの王者宮永照を打ち倒し、トップに輝いたあの選手こそが使っていた薬がこれだ――と宣伝すればさぞかし儲かるだろうからな」

怜「でもそれなら、落ち目のプロに飲ませたらええやないか」

智葉「おそらくまだ身体にどのような影響が出るのかも、ドーピング検査に引っかかるかどうかも分かっていないんだろう……結局、蒲原の言うとおり私達はモルモットに選ばれた訳だ」

全員「…………」

その場に沈黙が広がる。

想像していたよりも強大な敵を前にして、彼女達は今後のことを考えざるを負えなかった。

と、そんな時――

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