過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】

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37: ◆y1N9qpFpt6[saga]
2014/01/14(火) 21:34:59.67 ID:TGIDGZBY0

１：ゴットハンド

２：マジン・ザ・ハンド

【選択】３：いかりのてっつい

４：無頼ハンド

絹恵「(そうそう『滾る様な感情の爆発』を込めて、上から拳を叩き落す……これが私の必殺技、『いかりのてっつい』や！！)」

絹恵「(……なんかキャッチとかパンチングとかキーパーとしてのスキルを全部無視してるような気がするけど、まぁこれが私に一番合うからええか……)」

智葉「さて、もうウォーミングアップは済んだか？」

絹恵「あ、は、はい」

脳内で自分の『必殺技』を自慢していてもしょうがない。彼女はそう思い、静かにゴール前に立った。

とにかく、止めなければ今までの長い回想やらスカウトまでどつかれまくった全身の痛み分の借りは返せないのだ。

相手は優秀なストライカーだ。自分の全力を尽くさなければ――。

絹恵「……お願いします！」

智葉「心意気はよし、なら……行くぞ――ッ」

ボールから数歩距離を取った智葉が、勢いよく脚を踏み出す。

剣道の一太刀を相手に与える時のようなその踏み込みと共に――上げた智葉の右足が、鋭い輝きを帯びた。

刀の刃のようにも見えるその輝きを、智葉はボールに向かって『切り込み』――。

智葉「――『伝　来　宝　刀』――ッッッ！！！」

刃のような鋭さを以って、ボールは絹恵の方へと吹き飛んだ。

まさに紫電一閃とも呼べるようなそのシュートが向かってくるのを見て、絹恵は――勢いよく空へと飛んだ。

絹恵「うおおおおおおおッ！！必殺――！！」

右腕を大きく振りかざしながら落下する彼女の背後から、黄金の魔人が出現する。

まるで何かに怒りを向けるような表情で絹恵と共に拳を振り上げるソレは――やがて、地面への到達と共に拳を振り下ろした。

絹恵「『いかりのォ、てっつい』――ッッ！！！」

フィールドを一閃するその刃と、絹恵の振り下ろした拳が交錯する。

光と光が混ざり合い、やがてその輝きは――

絹恵：11+[6]+[10]=27

智葉：14+[8]+[15]=37

――鋭い刃のものだけとなってゴールへ直撃した。

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