過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】

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880: ◆y1N9qpFpt6[saga]
2014/01/31(金) 21:23:18.74 ID:x40eQi2X0

えり「さぁ――始まりました！グループリーグ最終戦、今回はグループAの二チームの試合です！」

えり「今回対戦するチームは双方ともトーナメントに出場が決定していますが、それゆえに激しい激闘が予想されます――」

グループA、第三試合。『リベンジャーズ』対『りつべ高校学生議会一同』を見に来た観衆が試合前から興奮する中、その中で一人白衣の男がじっとフィールドを見ていた。

そう。彼こそ、以前洋榎に言い寄った『人工化身』の研究者の男である。

博士「……」

ロボ１「珍しいロボね。博士がりつべまで来て試合を見るなんて」

博士「まぁ、捕まる危険性がありますからね……しかし、今日は別ですよ」

ロボ１「ロボ？」

博士「以前も言ったとおり『りつべ高校学生議会一同』の化身をしておいたのです、それによってどのような変化が出るか――これは、近くで見ないことには分かりませんからね」

ロボ１「はぁ」

爬虫類の目が追うその先には、フィールドでアップする一つのチーム。

言うまでも無く、『りつべ高校学生議会一同』のメンバーである。

久「うーん……何か今日、ちょっと調子悪いかもしれないわねー」ｳｰﾝ

美穂子「大丈夫ですか？風邪をひかれたとか……」

久「いや、そういうのじゃないんだけど……何かしら、やっぱりあの変な男の人がくれた栄養ドリンクなんて飲んだのがまずかったのかしらねー」

まこ「アレなら、他の全員も飲んだじゃろ。それでおんしだけが体調を崩すというのは、どうも……」

久「……ミステリーね！」

まこ「どうせ日頃の不摂生がたたっとるだけじゃ……」

菫「ま、何にせよ今日は気軽にやったらいいさ。あの辻垣内率いるチームの実力を、たっぷり見せてもらおうじゃないか」

久「あら。そんなこと言うけど菫、あなただって負けてあげる気はないんでしょ？」

菫「それは――勿論な」

その会話が、聞こえていたのか聞こえなかったのか。

白衣の男は、ただ黙って彼女達の様子を見続けていた。

絹恵「(次のチームは、あの弘世先輩がおるんか……前はシュートを止めれんかったけど、今度はいけるんかな……)」

智葉「絹」

絹恵「は、はい？」

智葉「――気負うなよ。唯のPK戦と、本番が違うところを相手に思い知らせてやれ」

絹恵「……はい！」

えり「さぁ、『リベンジャーズ』対『りつべ高校学生議会一同』のキックオフまで後一分となりました！！各選手が、ハーフラインへと整列します――」

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